新しい年の始まりを祝うお正月の食卓。 
非日常な、華やかでおめでたい料理が並びます。
 

 

私が小さな頃は、母と祖母が腕をふるったおせち料理にお雑煮、尾頭付きの鯛の塩焼きなどが
お正月の朝に用意されていました。

家族はいつもよりきちんとした服を着て、新年の挨拶から始まります。

そしてお昼ごはんが食べられないくらい、たくさんのお正月のごちそうを楽しみました。
 

そんな昔ながらのお正月もいいですが、今の私たち家族のお正月はもう少しカジュアル。
おせち料理にはいつも食べている洋風のおかずやお惣菜も入れたり、

重箱に詰めずに一人ずつのワンプレートにおかずを並べたり。

ほどよく力を抜いた食卓になりました。
 

 

けれど、やはりお正月らしい特別な雰囲気も味わいたいところ。
そんな時には普段とはちょっと違う器づかいで、
家族や自分をおもてなししてみてはい
かがでしょうか。 

そこで普段の食事でも使いやすく、お正月などの特別な食卓をより素敵にしてくれる器を選んでみました。 

  

  

・リアン 焼物皿取皿 

花びらのような形状をしていますが、木瓜型という日本の家紋や模様のひとつです。 


瓜を輪切りにした断面に似ているとか、鳥の巣の形を図案化したものといわれ、

子孫繁栄を意味する縁起の良い形として昔から親しまれてきました。
 

気品と華やかさを感じさせるこのお皿は、焼き魚などいつものおかずを盛りつけるのはもちろん
お正月などのお祝いの席にもおすすめです。
 

  

 

たんぽぽ 小鉢 

たんぽぽの花をそのまま形取ったような愛らしい小鉢。 


温かく優しい色合いがお料理を引き立てます。

おせち料理の紅白なますや黒豆などにも似合いそう。

小ぶりなので、重箱の中にアクセントとして置くのもいいですね。
 

お茶の時間には小さなお菓子やアイスクリームを盛りつけるのもかわいいです。 

  

 

・オクトゴーヌ  

フランス語で八角形を意味する「オクトゴーヌ」。
古来から8は縁起のいい数字とされており、おめでたい日の食卓にもおすすめ。
 


マットな質感が上品さを感じさせます。

上に向かって広がりのあるすり鉢状の形で、盛り付けもしやすく使いやすい器です。
 


煮物など和のおかずにも、一人分のサラダなどにも。
 

  

 

リュウル 碗 

流れるような曲線が美しいリュウルの碗。
リュウルはフランス語で「輝き」という意味です。
 


上品でどことなく特別感のある器なので、お正月のおめでたい雰囲気にもぴったり。
 


お雑煮やすまし汁、炊き込みご飯などをよそっても美味しそうです。
 

  

 

風雅 

日本の長く豊かな食の歴史をイメージし、「風雅」と名付けられました。 


日本の伝統色の紅が鮮やかです。

お正月や節句のお祝いなどおめでたい日の食卓に、パッとテーブルが華やぎます。
 


取り皿として使うのはもちろん、栗きんとんや黒豆などを少量ずつ盛り付けても映えそうです。