わが家のリビングにはお気に入りのチェストがあります。少し明るめの茶色の木製で、大人の腰くらいの高さ。
その上に、季節ごとに好きな花や枝を飾って楽しんでいます。
ソファに座るとちょうど目線の位置にお花があり、いつも花の美しい色や形を感じることができます。

花を飾り始めたのは去年、新型コロナで娘の幼稚園が休園になり、あまり外出することもなかった頃。
突然たっぷりできた家での時間を充実させるべく、娘と家でできる砂遊びをしたり、絵の具で画用紙に好きな色を塗ったり、慣れないクッキーづくりをしてみたり。
そのうち家の中にもっと彩りが欲しいと思うようになり、お花を飾ってみることにしました。
それまでグリーンの鉢植えはいくつか置いてあったのですが、お花を生けるのは年に数える程度でした。

地元には新鮮な野菜や果物、花などの農作物の直売所があり、そこでは旬のお花がお得な値段で売られています。
定番のお花から、あまり見かけたことのないお花まで様々なものがあり、見るだけでも楽しい。

直売所にちょうどいいお花がないときは地元のお花屋さんへ。季節のいろいろなお花や枝もの、
すぐりやヒペリカムなどの実の付いた枝もあり、わくわくしながら選びます。

その花々をいろいろな形の花器に合わせて生けるのもまた楽しい作業です。
この花はどの花器に一番似合うか?お互いが引き立つか?とあれこれ試します。
1種類の大ぶりな花をざっとまとめてシンプルに生けたり、さまざまな種類の色とりどりの花を組み合わせて生けてみたり。
お部屋に花やグリーンを飾ると、その場がぱっと鮮やかに明るくなって空気が澄みきったように感じ、気持ちも明るくなる気がします。

大きくてどっしりとしたガラスの花器には枝ものを生けることが多いです。
深いグリーンの葉がボリュームたっぷりなアセビの枝や、初夏にはドウダンツツジ、秋冬はくすんだグリーンの銀葉が素敵なユーカリなど。冬は濃いグリーンのヒムロ杉の枝を。
クリスマスリースにもよく使われる枝で、この枝があるだけでクリスマスの雰囲気を感じることができます。

3、4種類の小ぶりな花器にいろいろな花や実ものを挿して、組み合わせて飾ったりも。
小さめの花器なら道端や原っぱで摘んできた草花を飾るのも素敵。
春は田んぼに咲いていたレンゲソウやたんぽぽも挿していました。

花の少なくなる冬はドライフラワーが大活躍。
ユーカリやあじさい、かすみ草などは生花で楽しんだあと、そのままドライフラワーにします。
ドライフラワーならお手入れも楽ですし、日光のあたらない場所にも置けるので重宝します。

ドライフラワー

春が近づいてきたら、娘が好きなチューリップを飾りたいと思います。
どんな色の花にしようか、何色か合わせてもよさそう。
ピンクがブーム中の娘が選ぶとたぶんピンク系になるかな。
そのチューリップをどんな花器に生けようかな?など想像しながら、もうすぐ来る春が楽しみです。

※画像はラプレスタッフ数人のおうちのものです。